2011年11月20日

真のボディーガードを養成する為の訓練

世界中には警護知識や技術は多種多様に存在しても、その根源となる基礎根幹を明確に記したものや教育しているところはない。これは日本も同様である。

日本ボディーガード協会では、この基礎根幹たる警護を成り立たせている元素とも言える重要な事柄を集めた警護源集令を策定いたしました。

内容はその名の通り警護を構成する源が集され全40項から成ります。

この内容は世界に通用する日本人警護員の為のものであり、一般警護士訓練にて徹底的にすり込まれていきます。

幹のない木に一生懸命に花を咲かせ、実を実らせようと努力したところで、花が咲き実が実ることはありません。それは自然の理に反したやり方だからです。

柔よく剛を制すと言いますが剛あっての柔です。
どんなに優れた知識や技術(術)を蓄えても、その幹たる基礎根幹(剛)がなければ役にも立たず貧弱なものしかできません。どんなに有能な警護員が一時揃ったところでチームとしての礎がなければ、単なる烏合の衆に過ぎません。

中国の兵法家孫子は「兵は詭動なり」と説くが、私達は日本人であります。残念ですが、現代日本人の本質は真の日本人の本質とは大きく様変わりしてしまいました。その中心は真の日本人が厳格に重んじてきた正義や大義ではなく私欲と化し、己の可愛さと私欲を中心に謀略を用い人を欺き、偽り、己の欲するがままに、他人の領域を犯し、貶める。これは力なき弱者や愚か者がとるべき行為であり、日本人として恥ずべき行為です。そしてこの様な方法では一時はしのげたとしても真に勝利することはできません。「誠の実力(剛)を持って敵をねじ伏せる」のが日本人です。一般警護士訓練ではこの様な観点から世界に通用する日本人ボディーガードの育成に励んでおります。

ボディーガードとは真と真の戦闘です。
誠の強さ(総合的強さ)を持たぬ弱き者に警護対象者を護ることは到底出来ません。

そして誠の強さを持つ者は、外物に揺れ動くことなく平らで不動な者です。

JBA Team

一般警護士訓練




Posted by jba at 08:06